Apache HTTP サーバ バージョン 2.2
説明: | mod_proxy のための SCGI ゲートウェイモジュール |
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ステータス: | Extension |
モジュール識別子: | proxy_scgi_module |
ソースファイル: | mod_proxy_scgi.c |
互換性: | Apache 2.2.14 以降で使用可能 |
本モジュールには mod_proxy
が必要です。
本モジュールは SCGI protocol,
version 1 をサポートします。
SCGI プロトコルを扱うためには、mod_proxy
と mod_proxy_scgi
が サーバに組み込まれて
いなければいけません。
安全なサーバにするまでプロキシ機能は有効にしないでください。 オープンプロキシサーバはあなた自身のネットワークにとっても、 インターネット全体にとっても危険です。
以下の例を動かすには、mod_proxy
と mod_proxy_scgi
を有効にしなければいけないことを忘れないでください。
ProxyPass /scgi-bin/ scgi://localhost:4000/
ロードバランスするゲートウェイには、既に言及したプロキシモジュール
に加えて mod_proxy_balancer
が必要です。
ProxyPass /scgi-bin/ balancer://somecluster/
<Proxy balancer://somecluster/>
BalancerMember scgi://localhost:4000/
BalancerMember scgi://localhost:4001/
</Proxy>
説明: | バックエンドからの内部的なリダイレクトレスポンスを有効あるいは無効にする |
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構文: | ProxySCGIInternalRedirect On|Off |
デフォルト: | ProxySCGIInternalRedirect On |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ |
ステータス: | Extension |
モジュール: | mod_proxy_scgi |
ProxySCGIInternalRedirect
で、
バックエンドが内部的にゲートウェイを別の URL にリダイレクトできるようにします。
この機能は mod_cgi
起源で、レスポンスステータスが
OK
(200
) で、かつレスポンスが Location
ヘッダを持ち、かつヘッダ値の先頭がスラッシュ (/
) であれば、
内部的にリダイレクトします。このヘッダ値が内部的なリダイレクト先の
新しい URL として解釈されます。
機能を無効にしない限り、mod_proxy_scgi
は
上記の点で mod_cgi
と同じ動作をします。
ProxySCGIInternalRedirect Off
説明: | X-Sendfile 疑似レスポンスヘッダの評価を有効にする |
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構文: | ProxySCGISendfile On|Off|Headername |
デフォルト: | ProxySCGISendfile Off |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ |
ステータス: | Extension |
モジュール: | mod_proxy_scgi |
ProxySCGISendfile
ディレクティブを設定すると、
SCGI バックエンドの代わりにゲートウェイが直接ファイルを転送できるようにします。
これはパフォーマンス向上のために使えます。 httpd は sendfile
などの最適化を行うことができます。これはバックエンドからソケット経由でファイルを
受けた時にはできない最適化です。
ProxySCGISendfile
の引数でゲートウェイの動作
を制御します:
Off
On
X-Sendfile
と
呼ばれるヘッダを探し、その値を転送対象のファイル名と見なします。
ヘッダは最終的なレスポンスヘッダからは除かれます。
次の設定と等価です。
ProxySCGISendfile X-Sendfile
.On
にした場合に似ていますが、ハードコードしたヘッダ名の
代わりに、引数がヘッダ名として使われます。
# Use the default header (X-Sendfile)
ProxySCGISendfile On
# Use a different header
ProxySCGISendfile X-Send-Static